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企業情報の調査方法〜IPアドレスから企業がわかる仕組み〜

目次

企業を判定する仕組み

どこどこJPを利用すると、ユーザのIPアドレスから様々な企業情報を判定することができます。なぜIPアドレスから企業がわかるのか、不思議に思ったことはありませんか?このページでは、IPアドレスから企業を判定する「企業情報調査」について、詳しく解説します。

IPアドレスとドメインを結びつける「逆引き」

IPアドレスとドメインは互いに対応しあっています。IPアドレスから、対応するドメインを求めることを「逆引き」と呼びます。Geolocation Technologyの企業情報調査は、まずIPアドレスの逆引きを行うことから始まります。一例として、弊社の使用しているIPアドレス「210.251.250.30」を逆引きすると、「geolocation.co.jp」というドメインが求められます。

図:IPアドレスの逆引き

ドメインから企業Webサイトへアクセスする

続いて、取得したドメインの先頭に「www」を追加してアクセスします。弊社の例であれば、「www.geolocation.co.jp」となります。慣例として、Webサーバ(Webサイト)のURLは、「www」+ドメイン名と設定されていることがほとんどです。多くの場合、この方法でWebサイトにアクセスすることが可能です。

IPアドレスから企業のWebサイトにまで到達することができれば、いよいよWebサイトから「企業名」などの企業情報を収集します。弊社の場合、機械的な処理ではなく、Net Tracer(専任の調査員)による目視で情報収集を行っています。人の目によるチェックを行うことで、誤りの少ない情報を集めることが可能です。また、画像化されているテキストなど、機械による収集では集めることの難しいデータも収集できるため、データベースの網羅性の向上にもつながっています。

図:「www」を追加して企業Webサイトにアクセス

IPアドレスから判定できない企業

企業情報調査の前提条件として、IPアドレスと企業Webサイトのドメインが対応していることが挙げられます。Webサイトを保有していない企業の場合、調査の手掛かりが乏しく、充分な情報を集めることが難しくなります。また、一般家庭用のインターネット接続サービスを使用している場合、IPアドレスに対応する企業はサービスを提供しているインターネットプロバイダとなるため、それ以上の情報がなかなか得られません。

企業情報調査の進化

本ページでご紹介したのは、基本的な企業情報調査の流れです。その他、Whois(IPアドレスやドメインなどのインターネット資源管理を目的としたデータベース)の情報を参照したり、協力企業からのフィードバック情報を活用したりと、様々な情報リソースを併用して精度の向上に努めています。

継続的な調査により、Geolocation Technologyのデータベースは日々改善を重ねています。2020年8月には新たに User Attribute Matching、 Organization IP Location Matching という方法も導入しました。今後もIPアドレスデータベースの維持・向上に努めていきますので、ぜひご期待ください。

User Attribute MatchingとOrganization IP Location Matching については以下を参照ください。

Q&A

Q1:なぜIPアドレスから企業がわかるのですか?

どこどこJPでは、ユーザのIPアドレスから企業情報を判定できます。これは、IPアドレスと企業Webサイトの情報を結びつけて「企業名」などを収集する調査工程があるためです。

Q2:「逆引き」とは何ですか?

IPアドレスから、対応するドメインを求めることを「逆引き」と呼びます。企業情報調査は、まずIPアドレスの逆引きから始まります。

Q3:逆引きで得たドメインに「www」を付けてアクセスするのはなぜですか?

慣例として、Webサーバ(Webサイト)のURLが「www+ドメイン名」で設定されていることが多く、この形でアクセスすることでWebサイトへ到達できる場合が多いからです。

Q4:IPアドレスから企業を判定できないのはどんなケースですか?

前提として「IPアドレスと企業Webサイトのドメインが対応している」必要があります。Webサイトを保有していない企業は手掛かりが乏しく、十分な情報を集めにくいとされています。また、一般家庭用回線の場合は対応する組織がインターネットプロバイダとなり、それ以上の企業情報が得にくいと説明されています。

Q5:企業情報調査の精度はどのように向上させていますか?

基本的な調査フローに加えて、Whois情報の参照や協力企業からのフィードバック活用など、複数の情報リソースを併用して精度向上に努めているとされています。さらに、2020年8月にUser Attribute Matching、Organization IP Location Matchingの導入も記載されています。

記事執筆・編集:Geolocation 編集チーム

経歴・活動実績
IT企業出身エンジニア・デザイナーで構成されたチーム。金融・製造・観光など多業種のプロジェクトを担当。IPアドレスやジオターゲティングなど、IT技術に関する記事を継続的に発信中。
資格
マーケティング系、ベンダー系、セキュリティ系など、幅広い専門分野の知識・技術を取得しています。
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