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DRMとは?意味や仕組みを解説

目次

「自社のデジタルコンテンツを守るためにDRMの導入を検討しているが、仕組みが分からない」と、お困りの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、DRMの概要や仕組み、必要とされている理由について解説したうえで、DRMに用いられている技術も紹介していきます。自社のコンテンツ保護に有効な方法を見つける際の参考にしてください。

■この記事でわかること

  • DRMの概要と仕組み
  • DRMが必要とされている理由
  • DRMで使用される技術

DRMとは?

DRMとは「Digital Rights Management(デジタル著作権管理)」の略で、デジタルコンテンツの著作権を保護するための技術や仕組みの総称です。デジタルコンテンツの複製や利用を制限することで、違法コピーなどを防ぐ目的があります。
DRMの対象は、書籍や音楽CD、映画のDVD、動画配信サービスの動画コンテンツなど、電子機器で制作されたコンテンツ全般です。

DRMはデジタルコンテンツのデータを暗号化し、利用条件を設定することでアクセスを制御することが一般的です。また、DRMの仕組みを組み込んでいない状態のことをDRMフリーといいます。

DRMの仕組み

DRMの仕組みは手法によってさまざまですが、基本的な技術はデータの暗号化と復号です。
まずコンテンツの所有者がデジタルコンテンツを暗号化し、その後、デバイスやブラウザに実装されているCDM(コンテンツ復号化モジュール)で復号することで視聴可能にしています。
CDMは、暗号化されたコンテンツの復号を自動制御し、特定のアプリやデバイスにのみ利用や複製を許可しています。

DRMが必要な理由

サブスクリプションモデルの注目とともにDRM の重要性は年々高まっています。コンテンツを期間限定で利用するうえで、DRMによるアクセスコントロールが重要です。

デジタルコンテンツは、コピーや編集、配布が容易といった特徴を持ちます。これらの特徴はデジタルコンテンツの利便性の一端を担いますが、裏を返せば違法コピーが氾濫する要因になり得ます。違法コピーが氾濫してしまうと、コンテンツの著作権者が不当に利益を失いかねません。

DRMの導入は、違法コピーを防止し、デジタルコンテンツを保護するために効果的な施策です。
ただし、過去にはDRMの導入が悪影響を及ぼす場合もあります。過去にはCCCDがレコーダーやパソコンの動作不良を引き起こしたり、DRMの悪用によりCDにマルウェアが仕込まれたりという問題も起こりました。

DRMの導入を検討する際には必要性を見極めたうえで、適切な手法を選択しましょう。

DRMで使用される技術

DMRで使用される技術には、以下のようなものがあります。

  • コンテンツの暗号化
  • コピーワンスなどによる複製回数の制限
  • ワンタイムURLでの閲覧期限の設定
  • DRM技術による印刷の制限
  • 認証方法や地域などによるアクセス制御

以下、それぞれ技術を詳しく解説するので、自社のデジタルコンテンツ保護に役立てられるか検討してみましょう。

コンテンツの暗号化

コンテンツデータそのものを暗号化する方法で、音楽や動画配信サービスなどで使用されることが多い技術です。復号に必要な鍵がなければ視聴できないシステムで、コンテンツのコピー利用、不正視聴を防止します。

復号の許可が与えられたデバイスでのみ視聴が可能になるため、高いセキュリティ効果が期待できる方法です。

コピーワンスなどによる複製回数の制限

コンテンツデータのコピー回数に制限を掛ける仕組みも有効です。1回しか複製を作れない「コピーワンス」や、テレビ番組を10回までならハードディスクにコピーできる「ダビング10」などが挙げられます。

ダビング10では、10回目の移動(ムーブ)が終ると、ハードディスクから自動的にコンテンツが削除されます。

ワンタイムURLでの閲覧期限の設定

動画配信サービスでのレンタル視聴で導入されている方法で、視聴可能なURLを一定期間だけ生成し、期間を過ぎたら無効にする仕組みです。URLを保存しておいて、期限が切れてから見ようと思ったとしても、期限後にログインする際にはURLが変わっているため視聴できません。

ただし、URLが無効になるまでの一定期間内であれば、ダウンロードできてしまうこともあるため注意が必要です。

DRM技術による印刷の制限

デジタルコンテンツを紙媒体にコピーすることを防ぐ仕組みで、電子書籍のコピーそのものの制限や、コピー可能な部数を制限しています。
印刷だけでなく、画面キャプチャも禁止されていることが多く、PrintScreenキーやショートカットキーといった機能が制御されているケースもあります。

認証方法や地域などによるアクセス制御

画像引用元:DRM(Digital Rights Management)って? | IT情報メディア「LIVRA」

誰がどのコンテンツにアクセスできるのかを管理できる仕組みです。ユーザー名やパスワードなどの認証方法を管理することで、不正なアクセスを防ぎ、コンテンツを守ります。
また、映画やドラマの放映権は国または地域単位で決められており、許可のない地域で使用する事はできません。

プロキシサーバーやVPNを利用して、意図的にアクセス元を偽装し、海外でしか配信されていない動画を視聴するといったケースが見受けられますが、位置認識技術によって回避することが可能です。
IPアドレスデータを活用した、IP Intelligenceのさまざまなテクノロジーによって不正を検出し、不正利用を防ぎます。

DRMには「どこどこJP」を活用しよう!

デジタルコンテンツは、アナログコンテンツに比べ容易にコピーや編集、配布が可能なため、著作権が侵害されやすいという問題があります。
そのため、デジタルコンテンツを守るためのさまざまな技術を用いて、DRMに取り組む必要があるでしょう。

どこどこJPでは、IPアドレスをベースとした位置認識技術により、国や地域単位でアクセス制限をして不正アクセスを防ぎます。IPアドレスは改ざんが難しいため、制限を回避されることを防ぐ効果も高いのが特徴です。
これらの技術は、国や地域単位で上映権が設定されるドラマや映画などのデジタルコンテンツの著作権、放映権を守るために活用されています

14日間ご利用いただける無料プランをご用意しているので、安心してどこどこJPのDRMをお試しいただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。

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