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  • ジオターゲティング
  • ジオターゲティングとは

ジオターゲティングの事例2選

目次

どこどこJPは多数の企業様への導入実績があります。
その中でも、施策内容や効果についてわかりやすい解説事例を2選、ご紹介いたします。
導入の検討をされている方はぜひ参考にしてください。

株式会社ヤナセ様

株式会社ヤナセ様は、メルセデスベンツを始めとする輸入車を取扱う販売ディーラーです。2008年12月より、どこどこJPによるジオターゲティングをご利用いただいています。ユーザの地域に応じたコンテンツの配信を行い、地域コンテンツへの流入量が110%~140%アップしたという結果が出ています。
このページでは、株式会社ヤナセ様がジオターゲティングを導入した狙いや具体的な施策内容、得られた効果についてご紹介します。

(1)導入の理由・狙い

ヤナセ様の場合、営業本部には12の地域営業本部と、グループ内に13の販売関係会社があります。それぞれに販売促進部があり、折り込みチラシやダイレクトメールなどを使って、担当地域に適したショウルームへの誘客を行っています。そのため、同じイベントやフェアを行う場合でも、その時々によって全国展開のときもあれば、地域の営業本部で実施する時もあり、告知したい地域や時期が異なる場合も少なくありません。
チラシやDMで告知を見たユーザは、詳細を確認するためにWebサイトにアクセスします。しかし、どの地域からアクセスしても表示されるトップページは同じ。告知内容に沿ったフェアの案内が見つけにくいため、訴求力が落ちてしまうという問題がありました。そこで、地域ごとの告知内容に合わせたコンテンツをWebサイト上に表示できるよう、ジオターゲティングの導入を決定しました。

(2)施策と効果

チラシを見てアクセスするユーザは、多くの場合「ヤナセ」と入力し、トップページにアクセスするということがわかっています。そのため、ユーザのアクセス位置に応じて都道府県ごとに切り替わるバナーを、トップページに設置しました。これで、ユーザはチラシやDMで案内されたフェアと同じものをトップページから見つけ、すぐに詳細ページへと進むことができます。
この施策を実施した結果、地域コンテンツへの流入量は約110%~140%に増加しました。

特定の地域に絞り込んで情報発信を行う際には、多くの場合でチラシやDM、地方テレビのCMなどのリアル媒体が活用されます。これに対し、Web上での施策は、「どこからでもアクセスできる」という特性により、画一的な情報発信にとどまりがちです。
ヤナセ様のように、ジオターゲティングを導入しWebサイトに地域性を取り入れることで、リアル媒体とWeb媒体の更なる相乗効果が期待できるのです。

全日本空輸株式会社様

全日本空輸株式会社様は国内外で航空輸送事業を展開する、日本を代表するエアラインです。2009年より、航空券の予約購入サイト「ANA SKY WEB」の売上アップを目的に、IPアドレスから判定した位置情報に基づくジオターゲティングをご利用いただいています。地域に合わせたキャンペーン情報の表示や、発着地の自動入力といった施策により、トップページから地域ページへの誘導数が最大8倍アップという結果が出ています。
このページでは、全日本空輸様がジオターゲティングを導入した狙いや具体的な施策内容、得られた成果についてご紹介します。
※全日本空輸様は「SURFPOINT™」によるIP Geolocationを導入されています。どこどこJPでも同様の施策を実施していただけます。

(1)導入の理由・狙い

全日本空輸様の「ANA SKY WEB」は、航空券やパッケージツアーの予約購入、予約の変更、払い戻しなどの搭乗手続きが可能なECサイトです。もともと、会員情報を使って位置情報に合わせた情報発信を行っており、地域に応じた情報発信の効果を感じていました。
しかし、会員情報を使った最適化は、ログインをする前の方や、会員登録をしていない方には届きません。そこで、会員情報以外の方法でエリア情報を得られる方法として、IPアドレスから位置情報を判定するIP Geolocation技術の導入を決定しました。

(2)施策と効果

価格感をトップページで訴求し、興味を持ってもらうことが購入につながるという考え方から、「ANA SKY WEB」のトップページでジオターゲティングを実施しました。「①アクセス元の位置情報に応じたキャンペーン・運賃の訴求を切り替える」「②天気情報などの地域関連情報を表示する」「③運賃検索の出発空港を、自動で最寄りの空港に設定する」という3つの施策で、トップページをユーザの地域にあわせて最適化。これにより、地域ごとの運賃を表示するページへのアクセスが大幅に増加しました。特に効果が高かった四国地方では8倍、九州地方では7倍、富山県で6倍の他、その他のエリアでもアクセス数が3倍強となりました。

全日本空輸様の事例は、IP Geolocation技術ならではの網羅性の高さを活かしていただいた好例です。全日本空輸様が当初実施していたターゲティングでは、会員情報から取得した位置情報を使っていました。正確性は高いものの、位置情報がわかるのはログイン後のユーザに限られます。そこで、カバーしきれない部分をIPアドレスから位置を判定するIP Geolocation技術で補完することにより、あらゆるユーザに対して位置情報を付与することが可能となったのです。

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